ついでながら李白「月下の独酌」にちなみ、『雲萍雑志』の著者とされてきた柳沢淇園の詩から、二日酔いが詠み込まれた一首を、入矢義高先生の『日本文人詩選』(中公文庫)からマイ戯訳で……。
西域由来のザクロの実 洛陽名物 有[あり]の実を
描いて贈らんハナムケに 旅路の無事を祈りつつ……
酸いと甘いのメタファーが この絵のなかに隠れてる
喉をうるおし二日酔い 醒ましてほしい君だけが
実は楽しむなんてものじゃなく、心血をそそぎ血道をあげたらしい。万金を払って強い虫を買い求め、プロの「コーチ」を雇い、すごいお金を賭けてやったんです。スペインの闘牛と同じように人気を集め、熱狂的に行なわれていました。古くから愛好され、本もたくさん出版されていたそうです。 そ...
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