夏は火酒がことのほか旨い!! もちろん「取りあえず」はビールだし、ヒヤや冷酒も悪くありませんが、〆は火酒、とくに焼酎ですね。焼酎が夏の季語になっているのも、よく腑に落ちるところです。しかし、焼酎を詠んだ名句がチョット思い浮かばないので、愛用する『基本季語五〇〇選』を引いてみましたが、山本健吉先生はこんな重要な季語をスルーしています(笑)
ネットで検索したところ、「歳時記」というサイトがあって、焼酎句を116句も挙げてありました。僕が選ぶ第一席は、高橋明という俳人の「焼酎や吾が正論の孤立せる」――自分一人が浮いちゃった、しかし最後まで矜持を保ち続けた高橋さんの居酒屋飲み会シーンが髣髴としてきます。それはともかく、厳寒の冬、熱く濃い目の焼酎お湯割りもいいですねぇ!!
ヤジ「つまり酒なら何でもいいんじゃないか!? 酒仙館長なんて気取っているけど」
おっしゃるとおりです!! 酒に関しては、「来るものは拒まず、去るものは追っかける」というのがコウノイズムですから(笑)
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