以上、西川祐信「美人図」と陶淵明の「閑情の賦」との関係を、あたかも饒舌館長が発見したように書いてきましたが、ブッチャケていえば、すでにカタログで指摘されていることなんです(笑) そのカタログでは、「美人図」の下にフキダシが2つあって、1つには「どうして見つめ合っているの?」と印刷され、もう1つの方はフキダシだけで、「あなたの心のざわめき」を書き込むようになっています。
日本美術ファンの皆さん、江戸絵画ファンの皆さん、とくに浮世絵ファンの皆さん、サントリー美術館で実際の作品を見ながら、セクシーでしかも下品じゃない、陶淵明が詠んだ賦のような一言を、ぜひ考えて書き込んでください!! しかし、人品卑しからぬとは言いがたい饒舌館長には、チョットむずかしい宿題だなぁ(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿