2021年7月6日火曜日

三菱一号館美術館「三菱の至宝展」7

 


 東洋文庫のメダマはモリソン文庫です。オーストラリア出身のジャーナリストにして中華民国の政治顧問をつとめたジョージ・アーネスト・モリソンの本および資料のコレクションを、岩崎久弥が一括購入したものです。

このモリソンの息子がイアン・モリソンというジャーナリストです。彼はマーク・エリオットと名前を変えて、名画「慕情」でウィリアム・ホールデンが演じるヒーローに変身を遂げることになるんです。その話を、饒舌館長は延々とやって、あまつさえあの有名な主題歌の出だしをダミ声で歌ったりしていますが、これってモリソン文庫と本質的関係はまったくないじゃないですか!!

もちろん饒舌館長もよく分かっていながら、カセット・ミュージアムの関さんに乗せられて、脱線してしまったんです()

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』8

  渡辺浩さんの『日本思想史と現在』というタイトルはチョッと取つきにくいかもしれませんが、読み始めればそんなことはありません。先にあげた「国号考」の目から鱗、「 John Mountpaddy 先生はどこに」のユーモア、丸山真男先生のギョッとするような言葉「学問は野暮なものです」...