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2021年6月12日土曜日

静嘉堂文庫美術館「旅立ちの美術」4

 

先の館長講演は「出会い旅立ち別れの情――日中絵画の流れから――」と題しましたが、そのとき取り上げた優品に、わが静嘉堂文庫美術館が所蔵する中山高陽筆「渓山清興図」があります。自作自賛の七言絶句がとても素晴らしい――とくに酒仙館長にとっては(笑) またまた戯訳で紹介することにしましょう。

 破れた窓にボロ机 もの寂しいなぁ!!我が書斎

 眠りから覚めチョットだけ 描いてみたのさ山水を

 乱れた筆ゆえ他の人が 一顧せずとも構わない

 しかし一杯やってから 見れば興趣もぐっと増す

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