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2021年1月30日土曜日

河治和香『ニッポンチ!』3

いま浮世絵研究では、この時代にスポットライトが当たっています。事実、河治さんは、日野原健司さんの「歌川国芳の娘たち――好鳥・芳女の生涯と画業――」(『太田記念美術館紀要 浮世絵研究』10号 2019)というすぐれた論文を参考にしたことを、「あとがき」に書いています。

もし若い浮世絵研究者で、この時代に関心がある方がいらっしゃったら、日野原さんをはじめとする詳細なる論文を読む前に、あるいはそれと並行して、ぜひ『ニッポンチ!』を読むようすすめたいと思います。渡辺京二さんの名著『逝きし世の面影』に描かれたような一つ文明が、明治時代の浮世絵界にもしっかりと残っていたことを教えてくれるからです。

 

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カエルも骸骨も踊り出す サントリー美術館・暁斎ワールドの迷宮へようこそ❣❣❣5

続けて 「寿石は寿を寓す。菊は居と同音異声にして、尚且つ吉祥の花。猫は耄と同音異声。蝶は耋と同音異声。耄耋は礼記に七十をば耄、八十をば耋、百をば期頤といふ。とありて長寿なり。決して耄碌に非ず」という愉快な解説が加えられています。 つまり菊と居の中国語発音は「ジュ」で同じなのです。...