葛飾北斎『万物絵本大全図』版下絵を大英博物館が新しくコレクションに加える
10月2日『朝日新聞』夕刊に「北斎の未公開作が物語る江戸市民の海外への関心 版画の元画103点 多くは中華や天竺の万物が題材」という記事が載りました。しかも文化欄じゃ~なく、第1面トップですよ。よっぽどニュースがなかったのかな(笑)
第一報は9月4日、前日に大英博物館が発表したという簡単な記事が出たのに続き、その詳細を伝える記事でした。大英博物館が、フランスで見つかった北斎の版下絵103点を新たに収蔵したのです。
もともとは日本美術の収集家として有名なフランスの宝石商アンリ・ベベールが所有していましたが、戦後の1948年、パリで競売に掛けられたあとは、フランスの個人コレクターが秘蔵してきたそうです。昨年再発見され、美術ファンドの支援を受けた大英博物館がオークションで落札ーー日本円にして約3700万円でした。
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