2020年9月3日木曜日

諸橋晋六『不将不逆』9



 ウィキペディアの「諸橋晋六」には、「日本の実業家、サッカー選手」とあります。事実、中学校でサッカーを始めた晋六氏は、上智大学や三菱商事でもサッカー選手として活躍しました。とくに「三菱サッカーリーグ」を結成し、三菱サッカー発展の基礎を築いたのみならず、サッカーの社会的価値を高めたことは特筆されます。
1995年には、2002FIFAワールドカップ日本招致委員会副会長に就任、世界を歴訪して日本への招致に尽力されました。その後、サッカー審判ライセンスを取得するとともに、日本サッカー殿堂入りも果たしています。運動神経が鈍かったこともあって、スポーツと縁遠かった僕は、仕事とサッカーをみごとに両立させた晋六氏に、改めて尊敬の念を深くするのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」5

   桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。   古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ  つむ...