安井裕雄『図説 モネ<睡蓮>の世界』(創元社 2020年)
三菱一号館美術館の安井裕雄さんが、すばらしいモネのカタログを出版されました。僕が生まれた年に、座右の書となっている潁原退蔵著『蕪村』を出した名門・創元社からです。腰巻に、「すべての『睡蓮』を集めた永久保存版資料。全308作品、完全収録!」とあるとおり、クロード・モネが描いた「睡蓮」のカタログ・レゾネです。日本人にとって、モネといえば何といっても睡蓮、モネ=睡蓮なんです!!
小林忠さんによると、千葉市美術館で大原美術館名品展が開かれたとき、「積み藁」の前で「やっぱりモネの睡蓮ってステキね~」と感動していた方がいらっしゃったそうです(!?) これこそ我々日本人が求めていたカタログ・レゾネだといってよいでしょう。
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