先日、杜甫と良寛の心にしみる梅雨の詩を紹介しましたが、南郭にも素晴らしい五言絶句「梅雨」があります。これは『江戸詩人選集』に採られています。なお、陶潜とは中国・東晋の詩人・陶淵明のことです。
黄梅[こうばい]の雨 草屋に もの寂しくも降りそそぐ
雨音 聞けば眠られず 枕を撫でればなお寂し
朝な夕なに南山の 色は微妙に変わるけど
陶潜みたいに門を出て 眺めやること絶えてなし
ところが日本の垂迹思想において、文殊菩薩は春日若宮 (天押雲根命 あまのおしくもねのみこと ) の 本地仏とされるようになります。 有名な「春日若宮影向 ようごう 図」(五島美術館蔵)が童子形であることから明らかなように、春日若宮=童子形 と いうイメージが強かった ため 、...
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