2019年12月27日金曜日

栃木県立美術館「菊川京三の仕事」2



そこで、またまた「菊川京三先生と美術誌『國華』の木版画――饒舌館長口演す」という七五調タイトルのもとに、ベストテンを選んで、菊川さんのお仕事がいかにすぐれ、またいかに意義深いものであったかを口演したという次第です。もっとも、ほとんど菊川さんにまつわる想い出話といった感じになってしまいましたが……。

配布資料は、菊川さんが遺した文章や、僕が『國華清話会会報』や岡崎市美術博物館特別展「桃源万歳! 東アジア理想郷の系譜」のカタログに書いたエッセーを抜粋して作りました。ここでは菊川さんの「國華社での五十余年」(『國華』1000号 1977年)を一部ですが紹介したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』8

  渡辺浩さんの『日本思想史と現在』というタイトルはチョッと取つきにくいかもしれませんが、読み始めればそんなことはありません。先にあげた「国号考」の目から鱗、「 John Mountpaddy 先生はどこに」のユーモア、丸山真男先生のギョッとするような言葉「学問は野暮なものです」...