2019年6月30日日曜日

静嘉堂文庫美術館「書物にみる海外交流の歴史」2


我が静嘉堂文庫には20万冊の古典籍が収蔵されており、12万冊が漢籍、8万冊が和書となっています。美術館の方も静嘉堂<文庫>美術館というくらいですから、むしろ静嘉堂は本来ライブラリーであるといっても間違いじゃ~ありません。その中から、我が国と海外との交流を物語る本を選りすぐり、文字と挿絵によって学び楽しんでいただきたいと企画した展覧会です。最初に掲げたのは、そのチラシのリードです。

 海外と交流したり、文化を学んだり、ある影響を与えたりするときに重要なのは、ヒトとモノと書物だと思います。我が国の場合、ヒトといえば遣隋使や遣唐使、キリスト教宣教師、さらにお雇い外人がこれにあたるでしょう。文化交流にあたって、その基底にヒトがあったことは、改めて指摘するまでもありません。

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