山種美術館「皇室ゆかりの美術――宮殿を彩った日本画家――」<1月20日まで>
名残惜しくも平成に別れを告げ、新しい天皇と元号とともに、新しい時代が始まろうとしています。この時にあたって、皇室ゆかりの美術をテーマとする特別展が山種美術館で開かれています。中心となるのは、昭和43年(1968)完成の皇居新宮殿を飾った日本画家によるゆかりの優品です。
当時、その新宮殿画を実際に拝見する機会にめぐまれた山﨑種二氏は、拝命した東山魁夷をはじめとする6人の画家に、相似た趣向の作品を揮毫してほしいむね依頼しました。山﨑氏が深く心を動かされたことは言うまでもありませんが、それを一人でも多くの国民に見てもらいたいという願いが、氏の胸中で日増しに強まっていったのです。これに宸翰など皇室ゆかりの美術作品を加えて構成されたのが、絶対オススメの本特別展です。
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