四月
暁[あかつき]すずし 夕暮れも…… 車の幌[ほろ]のような木々
すべての山は濃い緑 雲を破ってそびえ立つ
かすかに香る迎梅雨[げいばいう] 青い雲煙立ち込めて
かたまり咲く花 分厚い葉 紫陽花[あじさい]満開 町の門
黄金堤の水静か 緑の波紋が揺れている
春は過ぎ行き風重く 驚き舞い散る花もなし
落ちた紅花[べにばな]枯れた萼[がく] 乱れ散り敷くひそやかに
荻生徂徠「西台侯席上の作 二首」 玉の杯 さかずき 傾けりゃ 広がる琥珀の美酒の香 か よ!! 「奔放不羈なる公主様!!」――やたらと みんな が持ち上げる 豪華に装う取り巻きが 無数に居ても酒泉なる 太守の印綬を戴ける 器量の人はおりますか? 春 醸 かも され...
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