2018年8月18日土曜日

サントリー美術館「琉球」1


サントリー美術館「琉球 美の宝庫」<92日まで>

琉球国は南海の勝地にして
三韓の秀を鍾[あつ]め、大明を以て輔車となし、日域を以て唇歯[しんし]となして
此の二つの中間に在りて湧出する蓬莱島なり
舟楫[しゅうしゅう]を以て万国の津梁[しんりょう]となし
異産至宝は十方刹に充満し、地霊人物は遠く和夏の仁風を扇[あお]ぐ

 先日、浦添美術館で行なわれた國華清話会特別鑑賞会のレポートを、「うらしま」での写真とともに「饒舌館長」にアップしたところですが、続いてサントリー美術館で始まったオススメの特別展「琉球 美の宝庫」を紹介することにしましょう。

 冒頭に掲げたのは、琉球に捧げられたオマージュです。この特別展のカタログを開くと、はじめに「万国津梁の鐘より」として引用されています。「万国津梁の鐘」は、1458年、尚泰久王が鋳造した大きな釣鐘です。現在は重要文化財の指定を受けて、沖縄県立博物館に展示されており、先日の国華清話会のときに拝見してきました。この大釣鐘に鋳出された銘文は、琉球の地理と風土を美しく、そして力強く謳いあげて、読むものの心を強く動かします。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

金子啓明『古代一木彫像の謎』6

本来タケも東南アジアの原産で、それが中国にもたらされたものと考えられています。タケのことを英語で「バンブー」といいますが、これはタケを祭祀などで燃やす習慣のあった東南アジアで、その破裂音を聞いた欧米人が、これをその名称に用いたものであると、どこかで読んだ記憶があります。 ...