横浜美術館「ヌード 英国テート・コレクションより」<6月24日まで>
絶対オススメの展覧会です。美術という人間が創り出したもっとも高度な文化について、深く考えさせてくれる特別展です。ちょっと気恥しくなるところもありますが、興味のつきない展示内容です。主催者の開催目的を、パンフレットから引用しておくことにしましょう。
ヌード――人間にとって最も身近といえるこのテーマに、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてきました。美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象にもなりました。
本展覧会は、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品により、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画や歴史画から現代の身体表現まで、西洋美術の200年にわたる裸体表現の歴史を紐ときます。
しかし「エロティック・ヌード」という一章があるように、単なるエロティシズム芸術として鑑賞することも、もちろん許されてよいと思います。
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