100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2018年9月21日金曜日

『君たちはどう生きるか』3


そんな僕にとって、そのあと出会った最高の人生論本が、色川武大の『うらおもて人生録』(新潮文庫)でした。もちろん阿佐田哲也の『麻雀放浪記』は愛読書でしたが()、直木賞作家「色川武大」の著書は初めてでした。特に「九勝六敗を狙え――の章」は、「まさにそのとおりだ!!」と感動おくあたわず、心に強く残りました。

京都美術工芸大学へとらばーゆ後、京都大学の山極寿一さん、同志社大学の村田晃嗣さん、びわこ成蹊スポーツ大学の嘉田由紀子さんと、「サロン・クワトロ 4人の学長たちの伝言」というリレー・エッセーを、『京都新聞』に寄稿したことがあります。

編集者は「なんでも自由に書いてください」というのですが、それじゃかえって書きにくいので、毎月お題をもらうことにしました。すると初夏のころ、就活中の学生に、どうやって進むべき道を決めるべきか、体験的アドバイスをしてほしいというリクエストがきました。いってみれば人生の生き方であり、人生の選択です。


2018年9月20日木曜日

『君たちはどう生きるか』2


しかし、東京国立文化財研究所から名古屋大学にとらばーゆしたころ、こんな僕でも、遅まきながらちょっと人生について考えるようになりました。というより、人生の先輩として学生と雑談するとき、自分の体験だけじゃなく、「誰々はこう書いているよ」などといって、ケムに巻く必要があったんです() 

何冊か人生論本を読みましたが、やはり一番は『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)でした。さっき、何十年ぶりかで書架から引っ張り出すと、1983年の第6刷でしたが、吉野氏の相対主義、人治主義、楽観主義、コスモポリタン的な考え方が、僕の人生観とよく共鳴したからです。もっとも、その進歩主義的な立ち位置は、ちょっと僕とちがっていましたが、それ以外には深く共感したのです。

とはいっても、吉野氏の分身と思われるコペル君の叔父さんみたいに、禁欲的に、高踏的に、あるいは思索的には、とても生きられるもんじゃないなぁというのが、率直な読後感でした。


2018年9月19日水曜日

『君たちはどう生きるか』1



ついに天下の名著がマンガになる時代がやってきたんですね。若い人たちが誰も振り向かなくなってしまった古典が、羽賀翔一のマンガになって不死鳥のようによみがえり、しかもベストセラーになる――すばらしいことですね!! 泉下の著者も、どんなに喜んでいることでしょう。

とはいっても、僕がこの本をはじめて読んだのは、40歳にもなってからのことでした。吉野源三郎氏が一番読んでほしいと思ったにちがいない10代のときも、その後もずっと手に取ることはありませんでした。

10代のころ僕は、もっぱら日本の小説でした。単におもしろかったからであり、すぐれた小説のなかには、人間の生き方がすべて含まれている――なんて思って読んだわけじゃありません。しかし吉野源三郎とか、武者小路実篤とか、石川達三とかのいわゆる人生論本は、ハナからつまらなそうでしたし、ちょっと背伸びすることがカッコイイと思っていた僕にとって、カッコ悪い本だったのでしょう。

2018年9月18日火曜日

「饒舌館長」ファンの皆様へ4


この「饒舌館長」のページビューが、はじめに書いたように、皆さまのお陰をもって大台に達したというわけです。改めて、衷心より感謝申し上げる次第でございます。

これまでの「饒舌館長」ベスト3は、①東京国立博物館で開催した特別展「『國華』創刊130周年記念 名作誕生」の講演会「日本美術鑑賞への誘い」の1回目、②同じく「名作誕生」の紹介記事、③根津美術館特別展「光琳と乾山」の1回目となっております。

なお、「K11111のブログ」の方はどうなっているのかなぁと思って先日チェックしたところ、いまも毎日けっこう見られていて、アクセス数の総計も8万を超えていることが分かりました。しかし、「K11111のブログ」にアクセスする時間がおありでしたら、今や毎日更新されている「饒舌館長」の方を是非よろしくお願い申し上げます。ついでにフォロアーになっていただければ、これにまさる幸せはございません()


2018年9月17日月曜日

「饒舌館長」ファンの皆様へ3


静嘉堂文庫美術館にとらばーゆしたあともこれを続けていましたが、このブログを美術館のHPに貼り付けてもらえれば、またアクセス数もぐっと伸びるんじゃぁないかなぁと思うようになりました。

しかし、問題は楽天ブログです。「K11111のブログ」の周りに、たくさんの広告がアップされ、これを消すことはできないんです。静嘉堂文庫美術館のHPから飛ぶと、そこにコマーシャルがゴチャゴチャと並んでいるようでは、岩崎家にゆかりある美術館の品位にかかわります。

そこで事務長の上田さんに調べてもらうと、グーグルの「ブロガー」では、いっさい広告のないことが分かりました。もちろん無料です。広告ナシしかも無料で、なぜ運営できるのか不思議なのですが……。そこでこれを使って新しく「饒舌館長」を立ち上げ、静嘉堂文庫美術館HPにリンクを貼ってもらい、「K11111のブログ」は止めることにしました。


2018年9月16日日曜日

「饒舌館長」ファンの皆様へ2


「先生は15回も忘年会をやっていますが、いくら何でもやりすぎだと思います!」と書いてきた学生がいたんです。即、ダイアリーの方は止め、美術ニュース一本にして、「館長のつぶやき」というタイトルにしました。

しかしアクセス数があまり伸びないので、「おしゃべり館長」という<釣り>を意識したタイトルに変えました。2014年、秋田県立近代美術館から京都美術工芸大学にとらばーゆしましたが、美術館からHPのブログだけは続けてほしいといわれました。

もちろん喜んで引き受けましたが、「おしゃべり元館長」というのもちょっとおかしいと思われたのか、「おしゃべり名誉館長」にしてくれ、それにつられて本当の名誉館長になっちゃいました(!?) 

その後、秋田県立近代美術館の方は実践女子大学の仲町啓子さんがあとを引き受けてくれることになったので、「おしゃべり名誉館長」も止め、「楽天ブログ」を使って、「K11111のブログ」を立ち上げました。


2018年9月15日土曜日

「饒舌館長」ファンの皆様へ1


「饒舌館長」ファンの皆さま、ありがとうございます!!

 「饒舌館長」のページビューが大台を突破しました。ひとえに皆さまのお陰です。これからも美術を中心に、おもしろい話題、楽しいニュース、ためになる雑学を毎日アップしていきます。いや、これまでと同じく独断と偏見のオンパレードになっちゃうかな() それはともかく、よろしくご支援ご鞭撻のほど、伏してお願い申し上げます。

 思い起こせば、秋田県立近代美術館時代、副館長さんから求められるままに、そのホームページにアップしたのがことの始まりでした。最初は面倒くさいなぁ、また仕事が増えちゃうなぁ、続けられるかなぁと思ったものでした。しかし、先日アップしたタケさんの「青い日記帳」に背中を押されたこともあって、やってみるとすごくおもしろいんです。みんなブログやSNSにハマる理由が、よく腑に落ちたものでした。

そのころは美術ニュースと、個人的なダイアリーに分けてアップしていました。ところが、当時教えていた尚美学園大学の学生に、これを読んで感想を書きなさいという課題を出したところ……。