そんな多才な杉本の芸術の原点は銀塩写真にあります。確たるコンセプトに基づく、独自の表現による作品はまた、銀塩写真の技術としても頂点を極めるものであり、写真がデジタルに置き換わった今、その技法は今やまさに「絶滅が危惧される」ものと言えます。
本展では杉本の初期(1970 年代後半)から現在に至る銀塩写真約60点を展観します。
写真作品で構成する美術館での個展は、国内では2005年の森美術館以来の開催となります。
この「現代美術作家としての杉本博司」について、杉本さん自身は著書『杉本博司自伝 影老日記』(新潮社 2022年)のなかで、つぎのように告白しています。

0 件のコメント:
コメントを投稿