2010年、日本の美術館を巡る特別展「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展」が開かれました。ゲスト・キューレーターをつとめたのは、御存知小林忠兄でした。小林兄はそのカタログに、「お帰りなさい、ギッター・コレクション」と題して、いかにも小林兄らしい魅力的な総論を巻頭に寄せています。ギッター・コレクションの全体像については、是非これを参照していただきたいと存じます。
小林兄から寄稿を求められた僕は、ギッター・コレクションの逸品俵屋宗達筆「鴨に菖蒲図」を取り上げ、「宗達の鴨と賀茂」という一文を書くことにしました。宗達が好んで鴨を描いたのは、王城京都の地主神とされる賀茂神社のイメージが重ね合わされていたからだという私見、いや、独断と偏見を披露したのです。

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