能の「猩々」で用いられる専用面の「猩々」も童顔です。蘆雪描くところの猩々もかわいい子供ですね。これまでよく知られてきた作品に、英一蝶の孫弟子にあたる高嵩谷の作品がありますが、これも同様です。だからこそ江戸中期には、猩々小僧というカラクリが流行ったんでしょう。これらは日本人の子供聖性観と、密接に結びついているようです。
しかし蘆雪は、ただ可愛らしい猩々を描いたのではありません。能謡曲の「猩々」をイメージしていたはずです。「猩々」は半能形式の能謡曲ですので、全部をここに引用しても大した行数にはなりませんが、『能・狂言事典』(平凡社 1987年)に「猩々」を求めてみましょう。
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