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2026年3月31日火曜日

追悼 カート・ギッターさんの思い出と感謝の言葉 1

  



府中市美術館「長沢蘆雪」展の紹介を続けているところですが、悲しいことに、僕の敬愛する畏友であり、偉大な日本美術コレクターであるカート・ギッター博士の訃報をお伝えしなければなりません。博士と僕をつなぐ思い出を、ここに緊急連載としてつづらせていただきたいと存じます。 


もちろんギッター・コレクションには、話題の蘆雪画も少なからず含まれていました。そのうちの「僕の一点」は「鵜飼図小襖」ですね。鬼面人を驚かすような大襖とは異なる、蘆雪の抒情的美意識を示して、見るものをしみじみと魅了します。 


いまごろ天上で博士は、この優作をスマホ画面に映しながら、蘆雪と親しく語り合っているのではないでしょうか。ここに敢えてスマホを出したのには訳があります。僕が生まれてはじめてスマホなる文明の利器を知ったのは、ギッター博士のスマホを触らせてもらったときだったからです。  

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