この胴部には銘があります。文明5年(1473)高野山49院中の角坊に住する権律師行盛が、丹生都比売大神と狩場明神を祀る金剛峯寺山下・天野社山王院の長床之間に、寄進奉納したことを告げています。
ここにも丹生都比売が登場しますが、あるいはお酒が好きな女神だったのでしょうか。先日の朝日歌壇にも、「人生初女子に『お義父さんお義母さん』と呼ばれて我ら一升空くる」というさいたま市・齋藤紀子さんの一首が採られていました。「女子」は「おなご」と読むのでしょう。子供は男ばかりで、その一人にお嫁さんが来てくれたのでうれしく、ご夫婦で1升瓶を空けちゃったんです!!
もっとも僕が鑑賞したのは本展前期の展示で、太鼓樽は個人所蔵の別バージョンが出ていました。1升ならぬ3升も入りそうな大きな太鼓樽です。これから齋藤紀子さんも好きにちがいない埼玉県の銘酒「鏡山」を、白洲正子旧蔵の「盃」(個人蔵)に注いで、グイグイやったらさぞ気分がいいことでしょう。しかしすぐに酩酊し、側面の巴文ともえもんがグルグル回転し始めるかな( ´艸`)

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