その後も漆工芸は、日本美術において常に馥郁とした香りを放ち続けていた。玉虫厨子から近世の漆絵や柴田是真の作品へと姿を変える絵画的遺品や、正倉院御物にみる平文や末金鏤から驚異的な技術展開をみせた蒔絵、乾漆技法が隆盛を極めた天平仏から何人かの現代作家に受け継がれる乾漆彫刻、あるいは中尊寺金色堂とその伝統を引く建築装飾が、そのきわめて豊かな歴史を物語っている。そして漆工芸の原点ともいうべき無文漆器から幕末明治の民衆的工芸、いわゆる民芸へと広がる大河のごとき流れがあった。根来塗はこの流れに棹差すもっとも重要な一ジャンルにほかならない。
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繭山龍泉堂(Ryusendo Gallery)「宋磁」8
かつて「桃山美濃陶試論」 (『美術史論叢』17 2001年 ) なる 拙文を書いたとき俎上にのせた作品ですが、そのときは 『世界陶磁全集』の 図版をみながら 考えた だけでした。 しかし 実際に 会場で みると 、 図版に倍する素晴らしさだったので 「僕の一点」に選んだので...
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丁 眠れないときは一杯飲んででも寝ちゃう。そうするとストレスにも強くなる。お酒がストレスにいいというのは、睡眠誘発剤としてまずいいんですね。どんな睡眠薬より、お酒は副作用がない睡眠薬です。眠れないときに一挙に睡眠薬に手を出すのはよくないです。昔から伝わる民間療法を...
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なにしろ相手がおおらかなイタリアと中国ですから、これまた「こころの風景」に書きたいような、楽しきトラブルが発生したことは言うまでもありません(笑) それはともかく、このシンポジウム終了後、フォルチュニ美術館をぜひお訪ねしたいと思いましたが、時間的余裕がな...
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一般的には明の士大夫・鄭彦 ていげん が松竹梅図の嚆矢といわれているけれども、唐の時代には描かれていたことが明らかだと、紫雲先生は李邕詩の発見を誇っていらっしゃいます。もっとも鄭彦は、明じゃなく宋の人のようですが……。 この『松竹梅の美術史』は鹿島美術財団の助成を受けて出...

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