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2025年11月27日木曜日

すみだ北斎美術館「北斎をめぐる美人画の系譜」8


 著者は凡例末に記される笹浦鈴成ですが、どういう人かよく分かりません。ところが別に、笹葉鈴成という人がいるんです。この人についても不明でしたが、水野稔先生や中野三敏先生が、『<諸家人名>江戸方角分』という本などによって、松前藩主・松前道広の次男である松前百助であることを明らかにされました。この本は僕も持っているので開いてみると、確かに「文季 (狂名)笹葉鈴成 (号)季井庵 (浅草)(新寺町)志(摩公)次男 松前百助」として載っています。

 この志摩守とは松前藩主道広、NHK大河ドラマ「べらぼう」ではえなりかずきさんが熱演していましたね。その次男が笹葉鈴成だというのですが、弟の武広だという説もあるようです。中野先生は笹浦鈴成と笹葉鈴成は別人であるとされていますが、同一人の可能性もあるのではないでしょうか。つまり松前百助が『大通契語』の作者なのかもしれません。両名とも山東京伝の仮名であるという説もあるようですが、今やAIに文章分析をやってもらえば、すぐに答えは出ることでしょう。

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