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2025年8月20日水曜日

室町のネコ絵9

 

それによると、唐の時代、ある人が画家に正午の牡丹を描いてくれと頼んだところ、画家は困ってしまいました。しかしいろいろと考えた末、牡丹の傍らに猫をあしらい、その目をタテにごく細く描いて正午を表わしたというのです。この唐の話が牡丹に猫のはじまりらしいのです。原双桂は「さすれば右の図の猫は眼を専一の主なるに、睡猫にゑがきては何の面白きこともなし」と結んでいます。

しかし一般的には、やはり「牡丹睡猫」に人気があり、猫は好んで牡丹の花の下で眠る動物と考えられていたのでしょう。このようなイメージは室町時代すでに流布していたらしく、五山詩にちょくちょく出てきます。といっても島尾新さんから教えてもらったのですが(´艸`) 万里集九の愉快な詩は、先の原在明筆「猫に蝶図」をアップしたとき紹介したように思います。


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