祇園南海「猫を悼む」(続き)
膝に抱かれて飼い主に 甘えていたのを思い出す
縁側あたりで子供らを 呼んでいた声まだ聞こゆ
漢方・烏薬うやくを飲ませたが 薬効なきを恨むのみ
牡丹の陰で寝て夢を 見てたがそれもまた夢に……
襤褸ぼろでくるんで丁重に…… 恩を謝したが何になる
ともし火の前 老人の まなこ涙でかすんでる
「僕の一点」は歌川国芳の「役者夏 之 夜 図」(出光美術館蔵)ですね。日は落ちてもまだ残る 暑さ を逃れ て 涼を求め、隅田川は両国橋のたもとに当代人気歌舞伎役者10人 が勢ぞろいしています 。もちろんこんなことが 起こる はずもなく、筆者歌川国芳の イマジネーションが...
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