三井記念美術館のメインルームに入ると、いの一番にこの「鳥類真写図巻」へと直行しました。入って左側のケースに、巻頭から延々と――といった感じで陳列されていますが、それでも全部は展示できず、巻末の方は捲かれたままになっています。それほど長い図巻なんです。17メートル以上あるんです。写真師の橋本弘次さんと一緒に調査した日のことを思い出しながら、巻頭から順々に見て行きました。
ヤジ「またまた後期高齢者のセンチメンタルジャーニーみたいな話だな!!」
ところが見終わって振り向くと、反対側のケースに、この「鳥類真写図巻」から抜け出てきたようなカケス(カシドリ)の掛幅が展示されているじゃ~ありませんか。不思議なことがあるものだと思って近づくと、これが同じ渡辺始興の作品だったんです。
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