書幅のなかにもゼッピンがありました。明末の有名な書家にして画家であった張瑞図の書風を真似して書いた「五言詩書」(個人蔵)です。静嘉堂文庫美術館には張瑞図のみごとな「山水図」がありますが、この重文本については、かつて私見をアップしたことがあるように思います。
もちろん南海も大の酒好きでした。その南海が賛酒詩を張瑞図スタイルで書いたのは、張瑞図も大の酒好きだったからです。いや、「大の酒好き」は「酒仙」と訂正することにしましょう( ´艸`)
この濁酒どぶろくのすばらしさ!! 知っているのは俺だけだ!!
酔って夢見ん花の下 狂って月下に詩を吟ぜん
眺める天地 晴れ渡り 万物 完璧 俺 無力
眺めるだけじゃ~哀れゆえ 朝から醨うすざけ浴びるのだ
0 件のコメント:
コメントを投稿