本特別展のメダマは、大修理を終え昨日描いたように新しくよみがえったサントリー美術館所蔵の重要文化財・狩野元信筆「酒呑童子絵巻」の全巻公開です。場面場面に簡にして要を得たお話のキャプションがついていますから、絵を見てそれを読み、読んでから絵を見てください。おもしろいことこの上ありません。
狩野元信はかの狩野永徳のおじいさんにあたる画家で、中国画と日本画をとてもうまく融合して描いたことで有名ですが、この「酒呑童子絵巻」にもその特徴がよく現われています。しかし、そんな美術史専門家みたいな話はどうでもいいんです。
ともかくも絵とキャプションを見ながら、話の筋を追っていくことをお勧めしたいと思います。お母さんに絵本を読んでもらった子どものころが、懐かしくよみがえってくることでしょう。あるいは、お子さんにプレゼントした絵本のことを思いだされる方もいらっしゃるでしょう。
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