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2025年5月19日月曜日

高階秀爾先生に感謝を捧げる会8

 

 これこそ単なる異国趣味――外国の風物をあこがれ好む趣向の典型だといってよいでしょう。それはTonka Johnという英語名に象徴されています。しかし『邪宗門』を改めて読み返し、その官能性や象徴性にからめ取られるとき、あるいは浪漫主義の新風を築き、そのあと多くの詩人や歌人に決定的印インスピレーションを与えたという文学史上の意義を知るとき、それは幼き日の異国趣味が白秋にあったからなのだと教えてくれるのでした。

それを納得させてくれる、あまりにも美しい序文「わが生ひたち」でした。この幼き異国趣味なくして、『邪宗門』は存在しなかったのです。天井にいらっしゃる白秋ファンの高階先生も、そうお思いにはなりませんか? 


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