2025年4月2日水曜日

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」1

 

山種美術館「桜 さくら SAKURA 2025 美術館でお花見!」<511日まで>

春がやってきました。長い冬が終って、待ちに待った春ですーーと思ったら、また冬に逆戻りしたようですが……。春といえば、何はなくとも桜です。春になったから桜が咲くのではありません。桜が咲くから春になるんです(!?) 

サクラの語源については諸説あるそうですが、日本神話にでる木花之佐久夜毘売このはなのさくやひめの美しさが筆舌に尽しがたく、もっとも美しい花のようだったので、その花をサクヤと呼び、やがてサクラになったという説にもっとも魅力を感じます。

単に「花」といえば桜を指すようになり、木の花、花王、夢見草、かざし草、つまこい草、いろみ草、はるつげ草、しののめ草などたくさんの異名が生まれるようになったことは、不思議でも何でもありません。さらに桜は日本の象徴、日本人の精神そのものと見なされるようになりました。「しきしまの大和心を人とはば朝日に匂ふ山桜ばな」という本居宣長の一首が、それを物語っています。


0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」3

しかし平安時代前期が終わり、遣唐使が廃止されて国風文化が成熟してくると、梅と桜の人気は逆転、「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」と詠むような桜狂 さくらきちがい がたくさん出現することになります。 もちろん、桜を賞美する花見は高位貴顕の人々に限られていましたが、...