下川裕治『シニアになって、ひとり旅』(朝日文庫 2024年)
大好きな旅行作家――下川裕治さん。デビュー作にして名著のほまれ高き『12万円で世界を歩く』以来のファンとして、何回かオマージュを捧げたことがあるように思います。1年前に出た『シニアになって、ひとり旅』もすごくいいんです!! シニアといっても、後期高齢者の僕にこういう旅はもうできませんが、疑似体験はこの上なく楽しく、カタルシス効果はバツグンです。裏表紙のコピーは……。
コロナ禍が明けた2023年夏、ひとり、日本を歩いた。デパート食堂、キハ車両……旅の原点が蘇る、旅の琴線。70歳間近という年齢だからこそ輝く旅がある。列車やフェリー、バスの車窓に人生を映して味わうひとり時間。そこにはシニアならではの旅があった――。
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