林さんは、アメリカ人のように自分の意見を人前でしゃべることに慣れていない日本人の性格を考え、プログラムをより日本人向けに分かりやすく、チョッと楽しさおもしろさも加味してアートリップを完成させたのです。
実は僕も尚美学園大学で対話型授業をやったことがあるんです。ある作品のスライドを映し、適当に学生を指名し「この作品を見て感じたことを自由にしゃべってごらん」というと、「マジいいと思います」の一言で終わっちゃうんです(笑) だから林さんのご苦労がよく分かります。
アートリップはブリヂストン美術館(アーティゾン美術館)から始まり、国立西洋美術館をはじめいくつかの美術館で定期的に実施できるようになっています。そのなかにかつてディレクターをつとめた秋田県立近代美術館が含まれているんです。こんなうれしいことはありません。
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