芸術と社会の関係を考える際のヒントがテンコ盛り(!?)になっています。この問題に関心をもつ方々に、ぜひお勧めしたい1冊です。〆て22論文、すべて示唆に富んでいますが、「僕の一点」は去年幽明界を異にされ、この「饒舌館長ブログ」にも追悼の辞をアップさせてもらった智の巨人・高階秀爾先生の「アウラの夢と嘘――W・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』をめぐって」ですね。
先生は1940年、48歳でみずから命を断ったヴァルター・ベンヤミンの名著『複製技術時代の芸術作品』を取り上げて、この問題を考察していらっしゃいます。ベンヤミン――『広辞苑』にはドイツの「批評家」とありますが、間違っていると思います。ベンヤミンは「思想家」です!!
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