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2025年2月3日月曜日

東京国立博物館「大覚寺」13

しかし様式的に、貞信一門とはどうしても見なせない点から、美術史研究者の間では元和5年東福門院女御御所説だけを生かし、「牡丹図」「紅白梅図」はそのころの山楽画とする見方が通説になっていました。土居先生もこの立場でした。

これに再考を迫ったのが、若き日の美術史家・川本桂子さんでした。川本さんは著書『友松・山楽』<名宝日本の美術>(小学館)において、東福門院女御御所説を完全に否定し、様式的にみて山楽慶長末期の傑作であることを明快に論じたのです。僕の所有する『名宝日本の美術』は<新版>なので、『友松・山楽』の発行は1991年になっていますが、オリジナル版は数年早いと思います。

*川本桂子さんの『友松・山楽』は、新たに<新版>に加わった1冊だそうです。佐藤康宏さんから教えてもらいました。ありがとう❣❣❣ <新版>が出たとき、オリジナル版は断捨離しちゃったものですから……。

 

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