揖斐高『江戸漢詩の情景――風雅と日常』<岩波新書>
このお正月は、尊敬して止まぬ揖斐高さんから贈られたご著書『江戸漢詩の情景――風雅と日常』を楽しみながら、もちろん勉強もさせてもらいながらのんびり過ごしました。お屠蘇や頂き物の「鄙願」「白星」「水尾」をやりつつ……。僭越ながらさすが揖斐さん、知識の泉なることは言うまでもなく、示唆的で面白いことはこの上なしです。
美術を含む江戸文化、漢詩文学、日中比較文化に興味をもつ方に、ぜひお勧めしたい名著です。そればかりじゃ~ありません。「寿命と歎老」「犬派猫派」など、今様ジャーナリズム的テーマもチャンと盛り込まれています。「西施乳と太真乳」というのはチョッと梯子外しかな(笑) お正月にちなんで「凧の揚がる空」に採られる3首を、例によってマイ戯訳で紹介することにしましょう。
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