サントリー美術館「儒教のかたち こころの鑑 日本美術に見る儒教」2025年1月6日迄
サントリー美術館で特別展「儒教のかたち こころの鑑 日本美術に見る儒教」が開催中です。先日はゆっくり鑑賞できましたが、この「饒舌館長ブログ」がアップされるとそうもいかなくなるかな( ´艸`) 先ずは狩野探幽の優品「桐鳳凰図屏風」(サントリー美術館蔵)が表紙を飾るカタログから、「ごあいさつ」を掲げて展覧会の趣旨を知ることにしましょう。
儒教は、紀元前6世紀の中国で孔子が唱えた教説と、その後継者たちの解釈を指す思想です。孔子が唱えた思想とは、五常 (仁・義・礼・智・信)による道徳観を修得・実践して聖人に近づくことが目標であり、徳をもって世を治める人間像を理想としています。このような思想は、仏教よりも早く4世紀には日本へ伝来したといわれ、古代の宮廷で、為政者のあるべき姿を学ぶための学問として享受されました。
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