2024年9月8日日曜日

國華清話会小樽芸術村特別鑑賞会4

 

彬子さまからは今話題のご著書『赤と青のガウン』と、発刊されたばかりの『<新装版>京都ものがたりの道』を頂戴しました。しかも『赤と青のガウン』の中表紙には、ご自筆で献辞が認められているではありませんか!!

何とかご説明を〆にもっていったところで、旧北海道拓殖銀行小樽支店を改装した似鳥美術館へ移動、みごとなコレクションを会員の皆さんと観賞しました。入口を入ると、まず迎えてくれるのは、ルイス・カンフォート・ティファニーのステンドグラスです。

ルイスはかの「ティファニー」の創立者チャールズ・ティファニーの息子として生まれ、アメリカを代表する画家・工芸家・デザイナーとなりました。その感動的美しさ!! これは英語のステンドグラス(着色されたガラス)より、ドイツ語のグラスマーレライ(ガラスの絵画)の方がふさわしいと深く心を動かされました。

3 件のコメント:

  1. 来月末、札幌へ行きますが、
    小樽で似鳥美術館来訪を迷っておりました。
    が、やはり、
    『グラスマーレライ』を拝見したく、スケジュールに組み入れようと思います。
    ありがとうございます。

    返信削除
  2. 小樽ーー本当に素晴らしい街ですね‼ 下記は旧「おしゃべり館長ブログ」にアップした一文です。ここにある「在ニュージーランド日本美術調査」が縁となって、小樽博物館へ講演に出かけたのが最初でした。それは1月、吹雪のすし屋通り、洒落たレトロホテル、しかしそのバスはスルーして出かけた銭湯の町小樽とたたえられる近くの銭湯――完全に湯冷めしましたが( ´艸`)、今でも昨日のことのようによみがえってきます。そして2回目の今回――「饒舌館長ブログ」にアップしているように、さらに忘れがたき街となりました。お気をつけて佳き旅を❣❣❣
    美術館初出勤とニュージーランド・ダニーデン(2013年1月12日)
    ANA機内誌『翼の王国』1月号の特集はダニーデン、バードウォッチングで有名な南島の町です。1991年秋「在新西蘭日本美術品調査」に参加したのですが、まず訪問したのがこの町でした。北海道の小樽と姉妹都市に結ばれているところから生れた計画だったからです。僕にとって南半球もホームスティも初めてでした。興奮するなという方が無理でしょう。先日登場の竹内順一さんを団長に、総勢6人、2週間にわたる調査旅行でした。多くの美術史的収穫があったことは言うまでもありません。しかし初体験の南十字星や黄目ペンギン、みやげに求めた女性陶芸家ブライトさんのチーズ皿、戦時中日本から陶器が入らなくなったためダニーデンで焼いたという小皿といった思い出の方が、特集記事と共に、まずよみがえってきたことでした。ところがその時、機長直々の機内放送が流れたのです!!「秋田空港は雪のため着陸不能につき、これから羽田空港へ引き返すことに決定いたしました」。

    返信削除
    返信
    1. 投稿者です。ご丁寧な返信、ありがとうございます。
      自分のルーツを辿る旅でもあるので、今からとても楽しみです。

      削除

出光美術館「物、ものを呼ぶ」7

  それはともかく僕にとって、この屏風は何よりも旧蔵者であるエツコ&ジョー・プライス夫妻の思い出と分かちがたく結びついています。ご夫妻には半世紀にわたり家族のごとく親切にしていただきましたが、若冲には会ったこともないんですから ( 笑 )  改めてお二人の逝去を悼み、心からご冥福...