2024年4月13日土曜日

渡辺浩『日本思想史と現在』1

 

渡辺浩『日本思想史と現在』<筑摩選書0272>(筑摩書房 2024年)

 本書のコンセプトと成立について語る、表紙見返しの一文をまず紹介することにしましょう。

私たちは、私たちの文化と言語とを形成してきた永い歴史を受けて、その流れの中で、感じ、思い、考えている。では、過去にどのようなことがあったために、いま私たちはこのように感じ、思い、考えるのか。そして、その過去に気づくことによって、私たちは何をえられるのか――そうした日本思想史と現在の関わりについての問題を研究してきた著者が、これまでに様々な機会に発表してきた短い考察を集成。碩学による「日本」をめぐる長年の思想史探求を集成した、驚きと刺激に満ちた珠玉の小文集。

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」8

  ネットで調べたら、「蘭陵の美酒」というお酒が売られていましたが、これは李白の「客中行」からヒントを得て、沖縄・石垣島の高嶺酒造所が醸しているリキュールでした。 チョッと脱線してしまいましたが、梅瓶はもともと花瓶じゃ~なく、酒器だったにちがいありません。下がかなりすぼまって...