薩都刺「遊西湖 六首」6
名妓 蘇小そしょうが住む家か 囲む垂柳ものさびし
柳の綿を追っかけて 湖上をスイスイ燕つばめ飛ぶ
昔のにぎわいとうに去り 洒落た遊びも見なくなり
堤に生える柳さえ 今じゃカラスの寝床なり
ここで改めてこの蓋の松をみると、 松原や 松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。 右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。 少...
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