薩都刺「遊西湖 六首」5
「待っていたのよ 我が背子せこよ お酒の酔いが醒めるのを」
笑みつつ絹の扇 出し 賛詩を書いてと頼んだの
紅いすだれを巻き上げりゃ 春はさざなみ緑色
岸から柳絮りゅうじょが舞ってきて 硯すずりの海に落ちました
ここで改めてこの蓋の松をみると、 松原や 松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。 右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。 少...
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