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『崋山先生略伝』は崋山の伝記を調べるとき、もっとも重要な資料の一つですが、友信の師・崋山に対する尊敬の念に触れて目頭があつくなります。今回改めて『崋山全集』(崋山叢書出版会 1941年)を書架から引っ張り出し、付録として収められる『崋山先生略伝』を読みましたが、一点の曇りなき師弟関係にむしろ羨望を覚えたのでした。
先の11代康友のあと、康友の子の康和が12代、その弟の康明が13代を受け継ぎますが、文政10年(1827)7月、康明が弱冠28歳で急になくなってしまいます。病のためだったそうです。
私は昭和六十一年春、ニューヨークの杉本博司家において、狩野元 俊 筆「松に錦鶏図屏風」六曲一隻を見る機会があった。紙本着色画で、雪の降り積む湾曲する松を一株、中心的モチーフとして画面右に配し、途中から枝を左に伸して雌雄の錦鶏を止らせてい る。背景には金泥による雲が描かれているが、...
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