2023年8月4日金曜日

日経「こころの玉手箱」6

 

4回目は「中国で買った『花卉文碗』 ばら売りのコピー品に愛嬌」でした。あの天安門事件から7年後、2度目の北京日本学研究センターに講師として出向いたとき、王府井の工芸品店で求めたペアーの煎茶碗です。

明の時代、旧暦2月中旬のお節句「花朝」で使われた12ヶ月揃いの小碗ですが、ばら売りしていたので1月と12月を買ったんです。もちろんこれは民国まで下るコピーで、本来は煎茶碗ですが、僕にとってはあくまで酒杯、紹興酒にも日本酒にもよく合います。

実は7年ほど前、『國華清話会会報』に「わが愛する三点 ジャンク?で一杯」というエッセーを寄稿したときも、この「花卉文碗」に登場してもらいました。そのときは自分で撮ったピンボケ写真でしたが、今回はプロのパーフェクト・イメージ、完全に景徳鎮官窯のオリジナルに見えます。いや、写真のせいじゃなく、年とともに欲深くなっているせいかな?()

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」6

  実はさる 3 月 29 日の土曜日、この「桜 さくら SAKURA  2025 」展にちなんで、「桜を描いた名品佳品 饒舌館長ベストテン」と題する講演を、いや、口演をやらせてもらいました。会場は山種美術館から歩いてすぐのところにある國學院大學院友開館、足元のよくないなか、 1...