なお山根氏は、これが江戸時代における最も重視さるべき絵画ジャンルであること、往古の中国文化に対する憧憬の美しき結晶であったこと、日本の自然に捧げられた真率なる賞賛であること、胸中を吐露し人格を投影させた自己表現であったことを指摘している。
そして私たちも、それらを追体験することにより理想の楽園に遊び、彼らと気持ちを通わせれば、現代生活で失われがちな本来の人間性を取り戻すことができると述べている。
日本文人画の絵画史的評価と美的特質、そして現代的意義はここに尽きるというべきであろう。
かつて「桃山美濃陶試論」 (『美術史論叢』17 2001年 ) なる 拙文を書いたとき俎上にのせた作品ですが、そのときは 『世界陶磁全集』の 図版をみながら 考えた だけでした。 しかし 実際に 会場で みると 、 図版に倍する素晴らしさだったので 「僕の一点」に選んだので...
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