國華特輯号のイイダシッペは饒舌館長でしたが、編輯担当は若い(?)佐藤康宏さんにお任せすることにしました。佐藤さんは巻頭論文「大雅における模写の意義」を執筆して、素晴らしい特輯号に仕上げてくれました。この佐藤論文はいつもながらの実証性に富み、読むものをしてなるほどと思わせてくれます。
一方、饒舌館長による「東山清音帖」の解説は、ただ大雅が生まれながらの天才であったことを縷々述べたものにすぎません。こういうのを、かの北大路魯山人は「天才連発癖」といって軽蔑嘲笑したものですが……(笑)
しかも、源融は先の一首からも想像されるように、陸奥に関心を寄せ、塩竃 しおがま の浦をしのんで難波の浦から邸内の池へ海水を運ばせ、塩を焼かせて楽しんだことになって います。異郷への興味という点で、 日本へ関心を寄せた 唐の皇帝や 白楽天とも 微妙に 通い合うのです。 さらに両者...
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