國華特輯号のイイダシッペは饒舌館長でしたが、編輯担当は若い(?)佐藤康宏さんにお任せすることにしました。佐藤さんは巻頭論文「大雅における模写の意義」を執筆して、素晴らしい特輯号に仕上げてくれました。この佐藤論文はいつもながらの実証性に富み、読むものをしてなるほどと思わせてくれます。
一方、饒舌館長による「東山清音帖」の解説は、ただ大雅が生まれながらの天才であったことを縷々述べたものにすぎません。こういうのを、かの北大路魯山人は「天才連発癖」といって軽蔑嘲笑したものですが……(笑)
実はさる 3 月 29 日の土曜日、この「桜 さくら SAKURA 2025 」展にちなんで、「桜を描いた名品佳品 饒舌館長ベストテン」と題する講演を、いや、口演をやらせてもらいました。会場は山種美術館から歩いてすぐのところにある國學院大學院友開館、足元のよくないなか、 1...
0 件のコメント:
コメントを投稿