國華特輯号のイイダシッペは饒舌館長でしたが、編輯担当は若い(?)佐藤康宏さんにお任せすることにしました。佐藤さんは巻頭論文「大雅における模写の意義」を執筆して、素晴らしい特輯号に仕上げてくれました。この佐藤論文はいつもながらの実証性に富み、読むものをしてなるほどと思わせてくれます。
一方、饒舌館長による「東山清音帖」の解説は、ただ大雅が生まれながらの天才であったことを縷々述べたものにすぎません。こういうのを、かの北大路魯山人は「天才連発癖」といって軽蔑嘲笑したものですが……(笑)
かつて「桃山美濃陶試論」 (『美術史論叢』17 2001年 ) なる 拙文を書いたとき俎上にのせた作品ですが、そのときは 『世界陶磁全集』の 図版をみながら 考えた だけでした。 しかし 実際に 会場で みると 、 図版に倍する素晴らしさだったので 「僕の一点」に選んだので...
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