2023年4月26日水曜日

静嘉堂@丸の内「明治美術狂想曲」4

 


このたび開催する特別展「明治美術狂想曲」では、明治時代の美術を取り巻く時代の変化、作品の変容を、「狂想曲」と見立て、静嘉堂所蔵の明治美術を中心に展観します。彌之助の援助のもと制作された橋本雅邦《龍虎図屏風》、岩﨑家の邸宅を飾った黒田清輝《裸体婦人像》など約50件を紹介しています。現代でも色あせない明治美術の魅力をお楽しみください。

 先に板橋区立美術館の「椿椿山展」をアップしました。そのさい椿山に学んだ画家・野口幽谷の名も挙げましたので、「僕の一点」は幽谷の「菊鶏図屏風」といきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

皇居三の丸尚蔵館「近世の御所を飾った品々」6

 友松は晩年、桂宮家を創始した智仁 ともひと 親王のもとにしばしば出入りし、押絵の注文などを受けていたことが、記録から明らかになっているからです。畏友・河合正朝さんの『友松・等顔』<日本美術絵画全集 11 >(集英社  1978 年)によると、桂宮淑子 すみこ 関係の記録にある「...