フランク・ロイド・ライトの親友にして弟子であった建築家にブルース・ゴフがいます。その設計になるオクラホマ州バートレスヴィルの旧プライス邸・心遠館にお邪魔し、コレクションを拝見させてもらったのは昭和50年初夏――それがまず思い出されます。山根有三先生をリーダーとする在米琳派調査旅行でした。今年は昭和98年ですから(笑)48年前のことになります。
このときの愉快な思い出は、『芸術新潮』2005年10月号の「光琳の七不思議」という特集に、「ニューヨークで光琳を」と題して書いたことがあります。その10年後、2015年京都国立博物館で開かれた特別展「琳派 京を彩る」のカタログにも、「琳派私的旅行」と銘打ってもう一度書いたような気がします。
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