慶滋保胤よししげのやすたね「酔って水に落ちる花を看る」
(酒飲みながら酔いながら 水に散ってく花見れば)
王勣郷おうせききょうの霞のよう 波のまにまに消えていき
嵆康山けいこうさんの雪のよう 水に浮かんで流れ去る
*王勣・嵆康はともに酒仙詩人ですから、これは酔郷(酔っ払い天国)や酔郷にある山をいったものでしょう。
富士の裾野における曽我兄弟敵討ちを主題とする『曽我物語』の後日談ともいうべき内容 です。 これまた一種の復讐譚 ですが 、ここに 登場するのが 十郎 に 愛 された 大磯の遊女・虎御前と、五郎 に 思いをかけられた 化粧坂 けわいざか の遊女・少将で す 。その化粧坂から曽...
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