2014年春、東京国立博物館で「開山・栄西ようさい禅師800年遠忌特別展 栄西と建仁寺」が開催されました。オーディオガイドは憧れの中谷美紀さんだったので、生まれてはじめて自腹で借りました(笑)
余談はさておき、建仁寺所蔵の俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」が出陳されたことはいうまでもありません。というより、栄西禅師関係の寺宝を差し置いて、この宗達国宝屏風がメダマになっているような特別展でした。
もちろん、中世に入れば山上憶良の歌は忘れ去られ、画家や鑑賞者に意識されることなく、記憶の残滓が脳内のどこかに沈殿しているに過ぎなくなっていたことでしょう。 しかし、憶良の歌のDNAだけは伝えられていたように思われてなりません。例えば 俵屋宗達の傑作「松島図屏風」(フリーア美術館蔵...
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