11月18日、出光美術館・門司で「松尾芭蕉と元禄の美」を堪能したあと、八坂和子さんの案内を得て、お話を聞きながらみんなで世界平和パゴダにお参りしました。世界平和パゴダは、和布刈めかり公園の小高い山の上に建てられています。
世界平和および日本とミャンマー両国の親善と仏教交流を目的とし、さらに第二次世界大戦に際し門司港から出征した戦没者の慰霊を祈念して建立された仏教寺院です。しかし僕たちの世代ですと、ミャンマーというよりやはりビルマですね。とくに竹山道雄氏の『ビルマの竪琴』ですね。
もちろん、中世に入れば山上憶良の歌は忘れ去られ、画家や鑑賞者に意識されることなく、記憶の残滓が脳内のどこかに沈殿しているに過ぎなくなっていたことでしょう。 しかし、憶良の歌のDNAだけは伝えられていたように思われてなりません。例えば 俵屋宗達の傑作「松島図屏風」(フリーア美術館蔵...
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